2021年6月開催のセミナーのご案内とご挨拶

「マネージャーにしかできない唯一のこととは?」

万緑の候、貴社ますますご繁栄のことお慶び申し上げます。

先日、千駄ヶ谷を訪れた際に、オリンピックのために建て替えられた国立競技場が目に入りました。本来であれば昨年多くの観客を迎えるはずだった当施設は、一面囲いがされておりどこか物悲しい雰囲気でした。聖火リレーは実行されていますが、大会自体の開催についてはまだ賛否がある状況です。これだけ入念に準備してきた大会ですから予定通り実行したい人の気持ちもよくわかります。ただ、一方でまだまだ世界的に見てもコロナウィルスが猛威をふるう現在の環境下で実行することへの疑問・リスクを訴える人の気持ちもよくわかります。この手紙がお手元に届く頃にはどちらかはっきりしていることを祈りますが、どちら側の言い分も理解できるからこそ、その結論を出すのは簡単ではないでしょう。

私はマネージャー向けの研修をする際に、よく「マネージャーにしかできない唯一のことは『決断』である」と伝えています。業務を担うスタッフの間は、会社や上司から言われている方針や基準に従って判断していけばよいのですが、マネージャーともなればその方針や基準を作る側になるわけです。ましてやトップマネジメントになればなるほど、物事を決める軸や材料がない中で結論を迫られることが増えていきます。いずれの選択にも一理あるからこそ、選択肢を絞り他の選択肢を断つ「決断」をしなくてはなりません。しかしながら、中にはそれを放棄したり、曖昧にするマネージャーも見受けられます。先のオリンピックのような難題とまではいかなくても、多くの企業において難しい選択を迫られる局面が増えていることでしょう。こういう時代だからこそ、トップマネジメントを中心に「決断」することから逃避せず、その責を果たしてもらいたいと思います。

さて、先月に引き続き6月も通常のセミナーに加え、クライアント企業との特別対談企画も用意いたしました。それ以外にも貴社の様々な意思決定の一助となるようなテーマをご用意しております。皆様のご参加をお待ちしております。
敬具
6月末日